今年も夏が終わり、本格的な秋がスタートし、もうすこししたら冬がやってきます。
今年の夏も、例年より猛暑日と言われる日が多く、熱帯雨林かのような突然の豪雨も増えたように感じる方も少なくないのではないでしょうか。
このような突然の豪雨だけでなく、気候変動は、私たちの時代が直面する最も深刻な環境問題の一つです。
地球温暖化の進行により、世界中で異常気象や自然災害が増加し、生態系や人々の生活に甚大な影響を及ぼしています。この危機に対応するため、国連は持続可能な開発目標(SDGs)の目標13として「気候変動に具体的な対策を」を掲げました。この目標は、気候変動とその影響を軽減するための緊急対策を求めています。
しかし、目標達成には政府や企業の取り組みだけでなく、私たち一人ひとりの行動が不可欠です。本コラムでは、気候変動の現状と対策、そして私たち一人ひとりができることについて考えていきます。気候変動問題は複雑ですが、今行動を起こさなければ、将来の世代に取り返しのつかない影響を残すことになるでしょう。
持続可能な開発目標(SDGs)とは
持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年の国連サミットで採択された2030年までに達成すべき国際目標です。17の目標と169のターゲットで構成され、貧困や飢餓の撲滅、気候変動対策、教育の充実、平和と公正など、地球規模の課題に取り組むための包括的な枠組みです。
「誰一人取り残さない」という理念のもと、先進国・途上国全ての国が協力して、経済・社会・環境の3側面のバランスがとれた持続可能な未来を目指しています。
SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」とは
SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」は、気候変動とその影響に立ち向かうための緊急対策を講じることを目的としています。この目標は、温室効果ガスの排出削減や気候変動の影響を軽減するための5つの主要なターゲットで構成されています。
具体的なターゲットとしては、以下の5つが挙げられます。
① 気候関連災害や自然災害に対する強靱性と適応力を強化する。
② 気候変動対策を国別の政策、戦略、計画に組み込む。
③ 気候変動の緩和、適応、影響軽減、早期警戒に関する教育や啓発を強化する。
④ 重要な緩和行動の実施とその透明性確保のため、年間1,000億ドルを動員する。
⑤ 後発開発途上国や小島嶼開発途上国における気候変動関連の計画策定と管理能力を向上させる。
この目標の達成には、「緩和」と「適応」の二つのアプローチがあります。
気候変動の原因となる温室効果ガスの排出を削減する「緩和策」と、すでに起こっている気候変動の影響に対処するという「適応策」の両方から取り組む必要があります。具体的には、すべての国が温室効果ガスの削減目標を設定し、定期的に更新することが求められています。
気候変動は、食料不足、水不足、自然生態系の変化、経済的損失、健康被害など、さまざまな面で重大な影響を及ぼす可能性があります。そのため、世界中の国や企業が協力して対策をしていく必要があるのです。
世界で起こっている気候変動の現状
世界では、どのような状況になっているのでしょうか。
今、気候変動は、地球全体に 深刻な影響を及ぼしています。
気温上昇
世界気象機関(WMO)の報告によると、過去8年間は記録上最も温暖な期間となり、2022年には1850-1900年の平均気温を1.15℃上回りました。
このままいくと、産業革命以前と比較して、2100年までに最大で4°C程度の気温上昇が予測されています。
温室効果ガスの増加
温室効果ガスの排出が増加し続けており、特に二酸化炭素(CO2)、メタン、亜酸化窒素の濃度が観測史上最高値を記録しています。
異常気象の増加
また、気温の上昇によって、干ばつ、洪水、熱波などの異常気象を引き起こし、世界中で重大な被害をもたらしています。
例えば、2022年には東アフリカでの干ばつ、パキスタンでの豪雨、中国とヨーロッパでの熱波が数千万人に影響を与え、食料供給の不安定化や集団移住を引き起こしました。
海面上昇と海洋変化
海面上昇と海洋熱の増加も深刻な問題です。南極の海氷域は史上最小にまで減少し、欧州の氷河も急速に溶けています。これらの変化は、今後数世紀にわたって続くと予想されています。
例えば、南太平洋に浮かぶ世界で4番目に小さい島国・ツバル。この国は、世界の平均より2~3倍のペースで海面が上がってきていて、将来、「国全体が海に沈んでしまうかもしれない」と心配されています。
食料不安の拡大や生態系への影響
気候変動は、経済、生態系、人々の健康にも影響を及ぼしています。例えば、農業生産の減少や漁業資源の減少、生態系の変化、熱波による健康被害などが挙げられます。
これらの影響は、世界中のコミュニティに数十億ドルもの損失をもたらし、食料供給の不安定化や集団移住の加速を引き起こしているのです。
こういった影響を軽減するためには、温室効果ガスの排出削減と適応策の強化が必要です。
次回は、日本の現状と、それを解決していくために世界で始まっている取り組みなどを見ていきましょう。
アロマはベルガモットオイル、バジルオイル、ラベンダーオイルなど100%天然の精油のみをブレンド。フレッシュなハーブの香りが心地よくリラックス感のある爽やかな香り。
参考
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/13-climate_action/
https://www.unic.or.jp/news_press/info/48045/
https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-13.html
https://sdgs.city.sagamihara.kanagawa.jp/sdgs-17goal/13_climate-action/
https://www.asahi.com/sdgs/article/14727244
https://www.kyowakirin.co.jp/stories/20230529-01/index.html
https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/climate_action_sdgs/7203/
https://www.worldvision.jp/children/join_35.html#d0e9d87eb78fa54e47cd213ca7606442
https://www.unic.or.jp/files/13_Rev1.pdf
https://spaceshipearth.jp/sdgs13/
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/sustainable_development_goals/climate_change/
https://eleminist.com/article/3656
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