vol.453 晩夏から初秋の季節の変わり目を元気で過ごす!
陰陽五行で考えるこの時期おすすめの食材

column

2024.09.05

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9月も終わりが近づき、これからの時期は、夏にたまった 疲れと気温変化が相まって、身体は疲れやすくなります。

夏は、常に涼しい部屋での生活で、汗をかかずに温度調整がし辛くなってしまったり、冷たいものを飲んだり食べたりすることで胃腸の働きを悪くし、消化不良や食欲不振、下痢などの原因になることも。

夏の終わりから初秋の季節の変わり目の今は、たまった疲れが一気に出て自律神経が乱れ、体調も崩しやすい時期とも言えます。

東洋医学で見る晩夏~秋

東洋医学の陰陽五行 説では、秋は夏の陽気が減少し、陰気が増加して涼しくなりますので「陽消陰長」と呼ばれています。
陽消陰長は、陽の気が減り陰の気が増加していくさまを示しています。

陰陽五行説とは

陰陽説とは、「宇宙はたったひとつのもの、太極から生まれ、万物は、陰と陽のふたつのエネルギーで構成されている」という思想。
五行説は、「万物は、水・木・火・土・金の性質を持ち、お互いに影響しあって存在している」という考え方です。

この五行説は季節にも当てはめられ、春(=木)、夏(=火)、長夏(=土)、秋(=金)、冬(=水)と五季に分かれています。
晩夏から秋にかけては、土と金が影響している季節です。

参考
https://www.villalodola.jp/magazine/column-043/

夏は「心」、秋は「肺」

身体 の臓器も五臓と六腑で陰と陽に分けられます。
口から肛門までの六腑を陽、肝・心・脾・肺・腎 の五臓を陰とします。さらに、人の身体は陰と陽が対立しあいながらバランスを取り、1つの身体として機能しているのです。

五行において季節を臓器に合わせると、夏は「心」、長夏は「脾」、秋は「肺」にあたります。

夏は暑さや湿度の高さから「心」や「脾(胃腸)」の働きが低下ぎみな季節です。
特に、「脾、胃」は消化機能なので、この部位が弱り身体に余分な水分がたまると、身体が重だるく感じたり、むくみ、食欲不振、下痢などの症状が出るのです。

そして、秋の自然条件は「燥」。
東洋医学では、この残暑が残る初秋を「温燥(おんそう)」と言います。そして、後半の秋分から立冬までを「涼燥(りょうそう)」と言っています。

温燥の時期はまだ暑さが厳しく汗ばんで体内の水分が奪われるにもかかわらず、それでいて時折吹く涼風で乾燥を招きやすくなる時期です。
温燥の時期は、身体の熱を冷ましながらも身体を潤していく養生が必要になってきます。

秋の前半「温燥」にオススメの食養生

温燥の時期は、残暑と乾燥した秋気の影響で、身体のうるおいが不足ぎみになります。

この時期に積極的に食べたいのは、体内の余分な熱を取ってくれるものや、乾燥から守ってくれる食材たちです。

「温燥」の時期のお勧めの食材

・身体の中の余分な熱を取る食材…トマト、ナス科の野菜、セロリ、スイカ、メロン、緑茶、白茶、緑豆など

・肺や全身を潤し、乾燥から守る食材…梨、大根、蓮根、山芋、白胡麻、白木耳、百合根、無花果、豆腐など白っぽい食材や酸味のある果物など
特に梨は肺を潤す食材の代表で、咳止め効果もあります。

・疲れた胃腸を整え元気を増す食材…鶏肉、穀類、キノコ類、キャベツ、ブロッコリー、鶏卵、豆類、山芋、芋類など

・風邪などの邪気から守ってくれ、胃腸の働きを整えてくれるスパイス…ネギ、生姜、ミョウガ、紫蘇、唐辛子など

季節に合った食養生は、健康な身体づくりを助けてくれます。
また、連日の熱帯夜で寝不足気味だった人は、早寝早起きを心がけ、しっかり睡眠をとって、暑さで消耗した体力を回復させましょう。
過酷な夏を乗りこえ、身体は思っているよりもお疲れかもしれません。
毎日の食事から疲れ知らずの身体を目指していきましょう!

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