vol.452 噛むことで痩せる!?
食事のときの噛む回数、意識してますか!?

column

2024.09.02

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「食事はよく噛みましょう」
よくこんなことを言われますが、あなたは理由をご存知でしょうか?
「よく噛んで食べる」ことは、健康にとって実に様々な良い効果があります。

ですが、近年の食事は、ファーストフードやパンなど、軟らかい食べ物を好んで食べる傾向があり、食事にかける時間が短くなり、昔に比べると噛む回数が減ったと言われています。
普段、食事をするとき、ひと口につき何回噛んでいますか?

噛むことの役割は、単に食べ物を細かくして胃に送り込むということだけではありません。
食事から栄養を摂ることで生きている私たちにとって、よく噛むことは、健康や美容に深く関わっています。

今回は「噛むこと」がもたらす様々なメリットを知っていきましょう。

噛むことの効果やメリット

よく噛んで食べることで、食材本来の味を感じることができますし、美容や健康面でも嬉しいメリットが多くあります。

メリット①胃腸の働きを促進する

しっかり噛むことで食べ物をより細かく砕きます。それに、よく噛むと唾液が分泌され、唾液に含まれる消化酵素「アミラーゼ」によって、食べ物の分解を促進させてくれます。
そうなると、消化器官への負担が減り、効果的に消化・吸収できるようになります。

メリット②肥満防止

よく噛むことで脳の満腹中枢が働き、満腹感を得ます。逆にあまり噛まずに早く食事をしてしまうと、満腹中枢が働く前に必要以上に食べ過ぎてしまいがちです。そうすることで肥満の原因になってしまいます。
また、それだけでなく、噛む回数が多いほど、消費するエネルギーの量も多くなります。
よく噛むことで、少量で満腹になり、かつ代謝も促進される=やせやすくなるということです。

メリット③むし歯、歯周病、口臭を予防する

噛むことで唾液の分泌が増えます。
唾液には殺菌作用があるため、虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を防止できます。

さらに、よく噛んで歯を使うことによって、歯周組織の血流が増加し、歯肉の健康を促すことができます。これにより、歯周病の予防にもつながります。

それに、唾液が出ることで、食べかすや汚れを洗い流す作用もあるので、虫歯や歯周病だけでなく、口臭予防にも効果的です。

メリット④脳の機能向上

脳の機能向上にも噛む動作が関わっています。
噛むことで口周りの筋肉が刺激され、血流が促進されます。
それにより、脳に送られる血液の量も増えて、酸素や栄養素が行き渡り脳細胞の働きが活性化するのです。
特に、記憶力や学習能力が向上すると考えられているので、子どもの教育や認知症の予防にも役立ちます。

メリット⑤小顔効果

噛むときに「咬筋(こうきん)」という骨格筋を使います。
咬筋をしっかりと使って噛むことは口の周りにある口輪筋、舌筋、頰筋などの筋肉に刺激を与えます。
それに、顔周りの血流も増やしてくれるので、よく噛んで飲み込むだけで口元全体の筋肉を鍛えることができ、あごや頬のたるみ防止にもつながるのです。


上記以外でも、あごの発達を助け、表情が豊かになったり、言葉の発達につながること、全身に活力がみなぎり、体力の向上が期待できるなど、様々なメリットがあります。唾液には、食品中の発ガン物質の発ガン性を抑制する効果がある酵素があるとも言われているので、噛むことで唾液が増えるとがんの予防にも効果があるとされています。

噛む(咀嚼)回数の目安

よく噛んだ方がいいと言われるものの、何回くらい噛むのがよいのでしょうか?

日本歯科医師会では「ひと口につき30回噛む」ことを推奨しており、この回数は歯科医師会だけではなく、日本咀嚼学会や厚生労働省でも推奨しています。

ただ、「ひと口30回」というのは、あくまで健康な人が咀嚼する時の1つの目安ですので、その人の健康状態や、何を食べるかによっても適切な咀嚼回数は異なるでしょう。

正しく噛むためのポイント

片方の歯だけで噛むクセがあったり、食べる姿勢が悪かったりすると、噛むメリットが半減する場合があります。

●一口30回を目標によく噛んで食べる
●歯ごたえのある食材を使用する
●左右の奥歯で交互に均等に噛む
●唇は閉じたまま、口のまわりの筋肉を動かして食べる
●飲み物で流し込まない
●先の食べ物を飲み込んだら、次のものを口に入れる

上記のようなことを意識してみましょう。

噛むことを意識するだけでも、美容や健康につながるのは嬉しいことですね!
ぜひ皆さんも、毎日の食事をゆっくり味わって、よく噛んで、食べてみてください。
食事がもっとおいしく、楽しくなることでしょう!

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