vol.439 古くから生薬として活用されてきた和ハーブ「ドクダミ」。
日本の三大薬草の1つの「ドクダミ」が持つ魅力

column

2024.07.08

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古くから日本の生薬として大切にされ、日本の三大薬草に数えられるドクダミ。

ドクダミは、日本全国各地の湿地に生息していて、生薬として昔から重宝されてきたハーブです。

日本の三大薬草に数えられているドクダミですが、その魅力をご存知でしょうか?
女性にとって嬉しい美容効果や健康効果が期待できるドクダミについて、今回は見ていきましょう。

ドクダミの基本情報

ドクダミはドクダミ科の多年草で、日本全国各地の住宅周辺や林などの湿った半日陰地に自生し、独特のニオイを持つことで知られています。6月~8月頃に黄色い穂状の花をつけ、採取の時期とされています。

ゲンノショウコ、センブリと並ぶ『日本の三大薬草』と言われています。
「毒を矯める」すなわち毒を抑えるという意味から 「ドクダミ」と呼ばれるようになったと言われています。

“十種の薬に値する”という由来から、ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」という生薬として知られており、昔から民間療法で活用されてきました。

ドクダミの歴史

ドクダミは、他の漢方薬に比べると比較的歴史は浅く、江戸時代末期から漢方として用いられてきました。
江戸時代当時の書物「大和本草」には、「わが国の馬医がこれを馬に用いると、十種の効能があるので、十薬と呼ぶことにした」と記載されており、万能薬として知られていました。

ドクダミに含まれる栄養素

ドクダミにはカリウムやマグネシウム、ビタミン類やフラボノイド類といった、豊富な栄養素が含まれています。

ドクダミには多くの種類のフラボノイドが含まれていますが、その中でも、ケルセチンには血管を拡張させたり、尿の排出を促進したり、炎症を抑える効果があり、ドクダミの効果を得るためには欠かせない成分です。
他にもクエルシトリンというフラボノイドの一種も含んでおり、代謝を高めたり、腸の調子を整えたりする働きがあります。
ドクダミに含まれるビタミン類は、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンKなどがあります。

ドクダミの効果効能

ドクダミには様々な効果効能があり、女性に嬉しい効果も多くあります。

① デトックス効果

ドクダミには、体液のバランスを調整し、余分な塩分を排出し調節する機能があるカリウムというミネラルが含まれています。
カリウムには、利尿作用があるので、体内に溜まった老廃物や毒素の排泄を促すデトックス効果が期待できるのです。

体内の余分な水分や老廃物を排出することで、むくみの解消につながります。

② 便秘改善

ドクダミに含まれるマグネシウムには、腸に水分を集め、便を流れやすくする効果があります。
また、ドクダミには食物繊維も含まれており、先ほどのカリウムとともに腸を刺激して動きを活発にし、体の中の老廃物を排出する作用があります。

③ 動脈硬化の予防

カリウムによって血中の老廃物をスムーズに排出する働きと合わせて、毛細血管を強くする成分が含まれています。
また、ドクダミに含まれているケルセチン、ルチンというポリフェノールの一種は、強い抗酸化作用や、動脈硬化を予防する効果があると言われています。
そのため、血管を健やかに保ち動脈硬化を予防する効果が得られるのです。

④ 美肌効果

ドクダミに含まれる、フラボノイドのもつ抗酸化作用は、肌の老化防止や美容に良いとされます。また、毛細血管を丈夫にし、血行を良くする効果のある栄養素が豊富に含まれていることで体のすみずみまで栄養がいきわたり、肌のターンオーバーが促されます。
ターンオーバーによって、肌の生まれ変わりが促進されるので、シミやシワやくすみの生成を抑えることにつながります。

ドクダミの活用の注意点

利尿作用のほか、お腹を緩くする働きがあるので、一度に過剰摂取すると下痢になることがあります。摂り過ぎには注意しましょう。

このようにドクダミには様々な効果効能があります。
ドクダミの活用方法は、お茶という手軽な方法から、お料理に使ったり、スキンケアの原材料として使用されていることもあります。

ぜひ、うまく日常に摂り入れましょう。

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