vol.421 「花の王」とも呼ばれるジャスミン。
甘くてエキゾチックなジャスミンの香りの魅力

column

2024.04.12

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中国のお茶で広く浸透している「ジャスミン」。
お茶が身近かもしれませんが、アロマの精油にもジャスミンはあります。

精油のジャスミンは、甘く濃厚でエキゾチックな香りが特長的。
その甘い香りからクレオパトラにも愛されたと言われています。
このジャスミンですが、ただいい香りということだけでなく、女性の心と体に嬉しい効果が様々あります。
今回はそんなジャスミンの香りの魅力を見ていきましょう。

ジャスミンの基本情報

ジャスミンの生育地はインドなどの熱帯や亜熱帯地方に広くわたり、約300種もの品種があると言われています。
ジャスミンは常緑のつる性の低木で光沢のある葉と芳香のある白い小さな花を咲かせます。そして、その花は太陽が沈むと共に咲き、芳醇な香りを放ちます。
その月夜の晩に月明かりの下で、月光のように咲く様子が、アラビア語の「ヤスミン(小さな月光)」という名前の由来になっています。

ジャスミンの精油は、花から抽出されたエッセンシャルオイルで、花約1トンから約1kgしか抽出できない貴重な精油です。

ジャスミンの香りの特徴

お茶に使われているジャスミンには、品種による違いでわずかな青臭さがありますが、アロマで使われるのは、甘く濃厚でエキゾチックな香りが特徴で「花の王」と呼ばれています。

オレンジやレモンなどの柑橘系、ローズやカモミールなどのフローラル系、サンダルウッドなどのウッド系の精油とよく調和し、ブレンドの相性がいい精油です。

ジャスミンの香りの効果効能

ジャスミンの香りがもたらせてくれる効果・効能を見てみましょう。

心への効果効能

鎮静、高揚、抗うつ、神経強壮作用などがあると言われています。
ジャスミンの香りは、覚醒効果と鎮静効果両方を持っています。ですから、神経バランスの調整作用が期待できます。
孤独感や不安、悲しみといったマイナス感情を静めつつ、ポジティブでリラックスした気分にしてくれます。覚醒効果と鎮静効果を併せ持つことから、催淫効果もあるとされています。そのエキゾチックな香りが、ゆったりとして喜びに満ちた雰囲気を作り出してくれるでしょう。

身体への効果効能

鎮痙、鎮痛、通経、分娩促進、細胞促進作用などが期待できます。
ジャスミンは生殖器系、婦人科系に作用してくれることが期待でき、「子宮のハーブ」と呼ばれるほどです。
鎮痙、鎮痛作用が期待できるので、月経痛や不快感などのPMSを軽減してくれたり、分娩時の痛みも和らげてくれると言われています。
また、他にも、ホルモン調整作用や子宮機能の強壮などの作用、抗菌などの作用もあり、体を中から温めてくれます。

また、細胞促進作用や抗炎症作用があるとされ、乾燥、炎症したお肌のケアやヘアケアにも役立ちます。
メラニン増殖の抑制やコラーゲンの生成、抗酸化作用、皮脂分泌量の正常化なども期待できるので、女性に嬉しい効果が多くあります。

ジャスミンの活用方法

アロマポットやディフューザーでたいたり、ホホバオイルなどのキャリアオイルに混ぜて、胸元や首筋、手首に擦り込むとリラックスできるのでおすすめです。
アロマキャンドルやストーンを使い、お風呂のリラックスタイムにも。

また、ジャスミンは香水にも使用されているので、お出かけの際に使うと外でも香りを楽しめます。

ただし、妊娠中の使用は避けましょう。香りが強く鎮静作用があるため集中したい時はおすすめしません。

ジャスミンはアロマやフレグランスだけではなく、お茶としても楽しめる万能な花です。
そのジャスミンの香りは心を落ち着かせながら高揚感や幸福感をもたらす香りなので、ブライダルの場面やパーティのおもてなしなど様々な場面で活用できます。
女性にとって嬉しい効果が多くあるジャスミン。その華やかな香りを日常に取り入れながら、美を追求していきましょう。

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