vol.412 自律神経の不調は背中のコリかも!?
背中のコリを解消して疲れや不調を解消しよう

column

2024.02.23

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「疲れているのに眠れない」
「肩こりがひどい」
「背中のこわばりやバキバキ感がある」
もしくは、
「季節の変わり目や寒暖差で体調がすぐれない」
などの悩みを抱えていませんか?

もしかすると、そのお悩みは背中のコリと自律神経の乱れが原因かもしれません。関係性のないように思われる背中のコリと自律神経ですが、実は大きく関係している可能性があります。
自律神経が乱れると、他の不調につながるので、背中のコリがある場合は早めに解決することがおすすめです。

今回は、背中のコリと自律神経の関係性から、自律神経の乱れを整えるのにおすすめな背中のストレッチもご紹介します。

自律神経とは

自律神経は、全身の器官をコントロールする神経系で、内臓の働きやホルモン分泌を司ります。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、互いに相反する役割を担っており、交代しながらバランスを保っています。
交感神経はアクセルの役目があり、身体を緊張・興奮させることで活動性を生み出します。
対して、副交感神経はブレーキをかける神経系で睡眠中やリラックスしているときに優位になります。
もし自律神経のリズムが崩れると、疲労感や頭痛・肩こりなどの体の不調が生じ、さらには脳や心臓の血管の虚血など心身にさまざまな不調があらわれやすくなります。

自律神経と背中の関係

自律神経と背中のコリや痛みには大きな関係性があります。
理由は、背中を通る脊椎(背骨)の両サイドには交感神経が存在していること。
自律神経は背骨の周りに通っているので、背中の筋肉が固まっていたり、背骨を柔軟に動かせなかったりすると、自律神経もうまく機能できなくなるのです。

脊柱(首から尾骨まで)の部位と関係しているので、背骨や周りが柔軟に動く状態だと、交感神経と副交感神経もバランスよく機能することができ、心身を健康的にしていきます。

背中のコリを緩めるストレッチ&ヨガ

では、背中を緩めるストレッチやヨガのポーズをご紹介します。

背中やお腹、腰周りなどをストレッチする「キャットアンドカウ」

背骨周りを刺激することで自律神経を整える効果があります。
肩こ り、背中のコリ、下半身のだるさ解消、腹部をリラックスさせ、内臓を活性化させてくれます。

■やり方

1. 四つん這いになりましょう。肩の真下に手首、膝の真上に腰がくるように両ひざを床につけます。膝の間は拳1つ分程度あけておきましょう。

2. 息を吸いながら背中を反らせます。目線を天井、尾てい骨を天井に押し上げ、お腹と胸を伸ばします。下顎を押し上げるイメージで、喉も伸ばしましょう。

3. 息を吐きながら、両手で強く床を押して背中を高く持ち上げ丸めていきます。体を丸め、尾てい骨をのぞき込み、首、背中、腰を伸ばします。そのまま10回を目安にゆっくり動作を繰り返しましょう。呼吸に動きを合わせ、尾てい骨から動かすイメージで動作は大きくしましょう。

上半身の不調をまとめて解消!針の糸通しのポーズ

四つん這い の姿勢から上半身のねじりを加えるポーズ・針の糸通しのポーズは、肩や首のコリ、背中のコリ、背骨のゆがみ改善や腰のだるさの解消に効果のあるポーズです。

■やり方
1. 四つん這いになり、肩の下に手首、股関節の下にひざがくるようにします。
右腕を左の脇の下に通して手のひらを上に向け、上半身を腰からねじりながら顔を左側に向けて左のこめかみをマットにつける。左腕を頭の向こうに伸ばしましょう。

2. そのままの姿勢で呼吸を続けながら30秒キープします。

3. 腕を解放してゆっくり四つん這いに戻り、反対側も同様に行いましょう。


背中のコリは、運動不足やストレス、悪い姿勢による血行不良が原因と考えられます。そして、その背中のコリが他の不調を招くことがあるので、背中のコリを解消するには適度な運動やツボ押しなどうまく活用しながら、コリを解消しましょう。

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