vol.285 お家で簡単!
乳酸菌たっぷり「水キムチ」の良さと作り方

column

2022.12.06

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おうちで作る、発酵食品「水キムチ」はご存知でしょうか??
韓国ではおなじみの「水キムチ」。透明な色をしたスープはほどよい酸味で食欲を刺激します。

ですが、もしかすると初めて聞く方もいるのではないでしょうか?通常の赤いキムチとどう違うのでしょうか。
透明な汁とあっさりとした味わいが特徴の「水キムチ」。手作りキムチと聞くと少し構えてしまう方もいるかもしれませんが、漬けた翌日には食べることができて、気軽にチャレンジできるのがこの「水キムチ」です。
今回は「水キムチ」について 良いところや作り方をご紹介します。

水キムチってどういうもの?

水キムチとは、米粉や米ぬかなどの入った漬け汁に、さまざまな野菜や果物を漬けて発酵させたキムチのこと。韓国の家庭では日常的に食べられていて、日本のおしんこやぬか漬けに近い存在です。
水キムチのすごいところは、さっぱりと優しい味なのでサラダ感覚で食べられる上、通常の赤いキムチやヨーグルト、納豆、ぬか漬けに比べて乳酸菌がダントツで多いこと。
お家で気軽に作れて、お腹も整うのがこの水キムチなのです。

一般的な赤いキムチとの違い

一般的な赤いキムチと違う点はまずは見た目。一般的なキムチは唐辛子などと一緒に浸けるため、真っ赤な色になります。しかし水キムチは対照的に白いキムチです。
二つ目は、味にも違いがあり、なんと水キムチは辛くないというのが特徴です。
三つ目の違いは、できるまでのかかる時間。
普通のキムチの作り方は塩で揉んだり、水分を抜くための工程が必要だったり、白菜の葉一枚一枚に唐辛子を塗り込むなど少し手間がかかります。しかし水キムチの作り方はその何倍も簡単で、通常のキムチのように何ヶ月も熟成させず、おうちでも簡単につくれる発酵食品です。

水キムチの良さ

水キムチには、すばらしい発酵パワーがいっぱいです。
水キムチは、乳酸発酵して作られるので乳酸菌が多く含まれ、野菜の栄養が豊富に含まれ、ダイエットにも効果があると言われています。

植物性の乳酸菌が豊富に含まれている

私たちの腸には菌が多く存在しています。その腸内細菌のエサになるのが「乳酸菌」。腸に届いた乳酸菌は、腸内の環境を整え活性化してくれます。
腸が健康になると、免疫力があがり、生活習慣病や大腸ガンのリスク予防、美肌、ストレスに強くなるなどの健康効果が期待できると言われています。
塩分も控えめなので、血圧が気になる人にもおすすめです。

野菜の栄養が豊富に摂れる

水キムチに使われる野菜の食物繊維は、乳酸菌と同様に腸内環境を整えるのに役立ちます。
食物繊維は排泄を促すのにも効果的なので、乳酸菌と併せて摂れることで相乗効果が期待できます。

水キムチの作り方

〇材料
・大根 1/4本
・にんじん 1/2本
・きゅうり 1本
・りんご 1/4個(梨などでもOK)
・白菜 3~4枚
・ラディッシュ 4個
・パプリカ 1個
(※好みの野菜で500gを目安に)

・にんにく 1片
・生姜 1片

〇漬け汁
・塩 15g(※野菜の重量の3%)
・砂糖 小さじ1
・米のとぎ汁500g
・酢 大さじ3

※米のとぎ汁の代わりに、水500gと玄米甘酒大さじ1と1/2でもOK
※米のとぎ汁の代わりに、水500gと米粉小さじ2でもOK

1|野菜を食べやすい大きさに切る。にんにくはスライス、生姜は千切りにする。
2|酢以外の漬け汁の材料を煮たてて、常温で冷ましておく。
3|清潔な容器に1の野菜と2の漬け汁を入れる。
4|直射日光の当たらない常温で1日〜2日置き発酵してきたら冷蔵庫で保存する。

※夏場は1日程度、冬場は2〜3日で発酵する。
※完成後は冷蔵庫に入れて1週間を目安に食べきってください。

水キムチは誰でも簡単に作れるにもかかわらず、非常にたくさんの乳酸菌を効率よく摂取することで整腸作用、美肌効果、アンチエイジングなどの効果も期待されている素晴らしい食べ物です。
水キムチの乳酸菌の多くは汁の中に含まれているので食べる時は、汁まで残さないで食べることがおすすめです。
旬の野菜やくだもので、いろいろな水キムチ をお試しください。

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