vol.221 体内時計の乱れはアロマで整えよう!
体内時計の仕組みを詳しく解説

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2022.05.16

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体内時計が乱れている、と感じたことはありませんか?人は体内時計が乱れると、太りやすくなったり、落ち込みやすくなる傾向が見られます。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?そして、体内時計とは、一体どういうものなのでしょうか?

人に限らず、地球上の生物のほとんどは体内時計を持っています。これは「サーカディアンリズム」「概日リズム」などとも呼ばれ、生まれつき備わっているものです。睡眠や行動の周期に深く関わっています。

体内時計は誰もが持っているものですが、何らかのきっかけで乱れてしまうことがあります。体内時計が乱れてしまう原因や、アロマを活用して体内時計を修正する方法について解説します。

体内時計とは?

体内時計とは、英語でcircadian rhythm、直訳すると概日リズムと言います。これは体内時計が約25時間周期になっていることから、「おおよそ丸1日」という意味です。

体内時計の周期が約25時間と言いましたが、私たちがそれを感じることはほとんどありません。丸1日、つまり24時間の周期で生活していて、毎日1時間ずつズレたりしないからです。

多くの人は規則的に、朝になったら起きて、夜になったら眠る生活を送っています。体内時計は生まれつき備わっているものではありますが、ほかのものから影響を受けて修正されているからです。

体内時計のシステム

体内時計は「時計遺伝子」と呼ばれる体内のシステムが司っています。時計遺伝子は一つ一つの細胞に存在していますが、すべてがバラバラな時を刻んでいるわけではなく、強い光を見たり、食事をするたびにみんな等しい時間に体内時計を調整しているのです。

ところが夜に強い光を浴びたり、食事の時間が不規則になったり、食べ過ぎの状態が続くと、体内時計が乱れてしまうことがあります。体内時計が乱れた状態になると、同じ量の食事でも体重が増えたり、記憶力・認知機能が低下したり、うつ症状が出たり、糖尿病の兆候が表れることが分かっています。

リセット方法①日光の強い光を見る

私たちが25時間の体内時計を持っているのに、24時間の日々を送っているのは、強い光を見ると体内時計がリセットされるからです。これは人に限らず、多くの動物で実験され、実証されています。

日中、私たちは日光を浴びます。強い光を見ることで体内時計がリセットされ、24時間のリズムを刻んでいるのです。そのため梅雨時など天気が悪い日が続くと、体内時計が乱れてしまうことがあります。

同様に、夜になってもいつまでも電気をつけていると、体内時計が「夜」を感じることができず、体内時計が乱れてしまうきっかけとなることもあります。

リセット方法② 食事の時間や量、内容

時間栄養学(または体内時計作用栄養学)によると、食事の時間、量、栄養素も体内時計に影響を与えることがわかっています。いつ、何を、どれくらい食べるかによって、消化・吸収・代謝のリズムが体内時計に作用するのです。

アロマをうまく活用して体内時計を整えよう

体内時計を整えるには、暴飲暴食を控え、規則正しい生活を送るのが一番です。しかし日々の生活の中で、それが難しいこともあると思います。そんな時におすすめしたいのがアロマを活用することです。

アロマには積極的に活動を促すものと、心身を落ち着かせてリラックスさせるものがあります。このふたつを上手に組み合わせることで、体内時計を正常な状態へ近づけることができます。

また、二種類のアロマを上手に使うと認知症の進行を抑えるはたらきがあり、治療の現場でも注目されています。

活動を促すアロマ

ローズマリー、レモン、ユーカリ、グレープフルーツ、ペパーミント、ライムなどのアロマは、集中力を高めて記憶力を強化する働きがあります。朝起きた時に使うことで日中活動的になれるでしょう。

鎮静を促すアロマ

ラベンダー、スイートオレンジ、ゼラニウム、フランキンセンス、ネロリ、パチュリなどは、気分を穏やかにしたり、心身をリラックスさせる働きがあります。夜寝る前に使うことで、グッスリと快眠できるでしょう。

いかがでしたでしょうか。
食事や睡眠は気を使っている人が増えていると思います。とはいえ、つい暴飲暴食をしたり、生活リズムが乱れてしまったりすることは多くあります。
予防が大切ですが、乱れてしまった時には、体内時計を整える手助けにアロマをうまく活用してみましょう。

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