vol.153 ボーンブロススープでサステナブルに健康と美を維持しよう!

column

2021.10.20

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皆さんボーンブロススープをご存知でしょうか?
健康志向のニューヨーカーやセレブの間で広まり、日本でも健康意識の高い人々の間で話題になっているスープです。

骨を煮込んで作るボーンブロススープはとても栄養価が高く、私たちの健康と美容をつくる新たなスーパーフードとも呼ばれています。
健康美容という視点だけでなく、本来捨てられてしまう骨を無駄にせず使用する為、フードロスなどSDGsの視点からも注目されているものなのです。

ボーンブロススープとは一体どんなものなのか。
私達の体に与えてくれる恩恵や、自宅で簡単に作れるレシピ・その活用法などを紹介していきます。

ボーンブロススープはなぜスーパーフードなの?

ボーンブロススープとは

BORN(ボーン)=骨  /  BROTH(ブロス)=出汁

ボーンブロススープは、骨つき肉や骨と野菜を長時間煮込んで作るスープです。
長時間煮込むことによって、骨の中にあるコラーゲンやヒアルロン酸、カルシウム、アミノ酸などがスープに溶け出し、とても栄養価の高いスープになります。
これらの栄養素は整腸作用や美肌効果、骨粗鬆症予防、関節の保護、慢性炎症の改善など様々な効果をもたらしてくれます。
また、私たちが日常的に摂取しなくてはいけないタンパク質を効率的に摂取できることは、最も注目したいポイントです。

ボーンブロススープは美と健康の維持に必要不可欠なアミノ酸が豊富

タンパク質(アミノ酸)の重要性

私たちの体はタンパク質でできています。
食事で摂取したタンパク質は消化過程においてアミノ酸に最終分解され、
その後、筋肉や臓器、肌や髪の毛、爪となり私たちの体を作ります。
それだけでなく、体内のホルモンや酵素もタンパク質があるおかげで作られます。
さらに免疫物質を作ったり、栄養素の運搬を行ったり、体内に侵入した病原体の除去をしてくれたり、様々な働きをしてくれるタンパク質は、私たちが生きていくために必要不可欠な栄養素。
こんなにも重要な役割をしているタンパク質ですが、体内には貯蔵体がない為、
毎日食事から摂取する必要があります。
成人女性に推奨される1日のタンパク質摂取量は約50g。
この量は、意識して摂取しないと難しい量であり、多くの方がこの摂取量を満たせないという現実があります。

ボーンブロススープは効率的にアミノ酸が摂取できる

食事から摂取したタンパク質は、体内の消化酵素によってアミノ酸まで分解されたのちに使われるとお伝えしました。
動物性のタンパク質は体内での使用効率が高いことがメリットですが、この消化の過程において沢山の時間とエネルギーを使います。
しかし、ボーンブロススープは、アミノ酸の状態でスープの中に溶けんでいるため、消化に負担がかからず吸収されます。
体にとって必要不可欠なタンパク質を効率的に摂取できることはとても大きなメリットです。

ボーンブロススープから得る様々な恩恵

アミノ酸だけでなく、骨髄から溶け出したコラーゲンやヒアルロン酸、カルシウムなども多くの効果をもたらしてくれます。

・コラーゲン
コラーゲンは繊維状のタンパク質で、肌のハリや弾力を保ち維持する役割を担う真皮の70%を構成しています。ハリのある肌を保つにはコラーゲンは必須です。

・ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は目や皮膚、関節に含まれる成分であり、細胞に潤いを与え、乾燥から皮膚を守ったり、関節の保護にもなる栄養素。潤いある体をつくるのに必要な栄養素です 。

・カルシウム
骨を作る材料はタンパク質(アミノ酸)ですが、強く健康的な骨を作る為のサポーター的な役割としてカルシウムは必須です。アミノ酸とカルシウムを両方摂取できるボーンブロススープは骨粗鬆症改善、予防にも繋がります。

家で簡単に作れるボーンブロススープレシピ

気軽に手に入れることができる手羽元など骨つき肉で作るレシピをご紹介します。
野菜や天日塩と一緒に煮込むことで沢山の栄養素が同時に摂取できるのもボーンブロススープのメリットです。
材料は、できるだけ無農薬の野菜やホルモンフリーのお肉を使用することがおすすめです。

【材料】

鶏手羽元  500g位
長ネギ   1/2本
人参    1本
玉ねぎ   1個
セロリ   1本
生姜    1かけ
にんにく  1個〜2個
天日塩   大さじ2
ビネガー  大さじ1
水     材料がひたひたになる量

【作り方】

❶野菜は大きめに切る。生姜やニンニクをザク切りにする。
❷全ての材料をお鍋に入れ蓋をし、弱火〜中火でアクを取り除きながら6時間煮込む。※水分が減ってきたら足しながら煮込みます。
❸粗熱が冷めてから冷蔵庫で一晩おく

❹表面に浮いて固まった油を取り除く
※この油は飽和脂肪酸を多く含みとても体に良い油なので瓶に保存し炒め油として使用したり、カレーなどの煮込みものに入れたり活用できます
❺再度弱火〜中火で6時間煮込む
❻ザルで煮汁をこす
❼冷蔵庫で冷やし表面の油を取り除き完成

出汁をとった後のお肉は骨から身をほぐしてスープの材料にしたり、野菜はミキサーやバーミックスでペースト状にしてカレーやシチューに入れたり、最後まで無駄なく有効活用できます。

ボーンブロススープの活用法

■スープとしてそのまま
お肉や野菜の旨味が滲み出ているので、スープとしてそのまま飲むのもおススメです。煮込んだ手羽元のお肉をほぐしてスープの具材にしてもよし。

■カレーやシチューなどの煮込み料理に
カレーやシチューなど煮込み料理の水分をボーンブロススープに変えて作るといつも以上にコクや旨味が増します

■食欲がない時の栄養補給に
風邪を引いたり体調が優れない時は、内臓を休めつつ消化に負担をかけないもので栄養を摂ることが回復を早めるポイントです
栄養たっぷりのボーンブロススープはまさに救世主!!
少し食欲が出てきたらボーンブロススープで作った雑炊でさらなる栄養補給をしていきましょう。

ボーンブロススープを通してサステナブルを考える

本来捨ててしまう動物の骨を活用して作るボーンブロススープは、食品ロスの削減にも貢献できます。
動物保護のためにビーガン食を好む方も増えていますが、いただく選択をするときは感謝しながら最後まで無駄にせずいただくこと。
その気持ちが大切だと考えます。

SDGsの目標のひとつ
《つくる責任 つかう責任》
があります。
つくる、つかうだけでなく、いただく者の責任も大事なことですね。

ボーンブロススープで活力ある毎日を過ごそう

世の中には様々な健康法がありますが、目覚めた瞬間から活力ある元気な毎日を過ごすには、『日々何を選んで食べるか』がとても重要です。
潤いを与え、体を強く保ってくれるボーンブロススープ。
自然の材料で作る栄養たっぷりのボーンブロススープはまさに天然の栄養剤です。

健康維持のサポーターの1つとして日々の生活に取り入れてみませんか?
ボーンブロススープの恩恵を受けながら、活力ある毎日を過ごしていきましょう!!

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