vol.145 痛みの緩和からリフレッシュ効果まで。
ペパーミントが持つ様々な効果効能とは

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2021.09.28

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沢山の種類が存在するアロマ。
その中でも皆様になじみ深いものの一つが「ペパーミント」ではないでしょうか。
ペパーミントのスーッとした清涼感のある独特な香りは、明るく爽やかな気分にさせてくれます。

アイスやお菓子、お茶としてなじみ深いミントの一種類ですが、実は、たくさんの効能がある、魅力的なハーブなのはご存じでしょうか?

この記事では、ペパーミントの効能やその使い方についてご紹介していきます。

ペパーミントの基本情報

古くから食用だけでなく、薬用、香料としても使われてきたミント。日本ではセイヨウハッカとも呼ばれたりします。

植物名:ペパーミント
学名:Mentha piperita
科名:シソ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
オイルの特徴:メントールのスッとした香りの中に程よい甘さを感じる爽やかな香り
花言葉:あたたかい心、美徳

ミントは、これまで、全世界で栽培、交配が盛んに行われてきたため、品種だけでも100種類以上あり、認定されていないものを含めれば600種類ともいわれています。そして、その種類によって、香りも大きさも葉姿も異なります。

ペパーミントの起源・由来

歴史は古く、紀元前1000年前後のエジプトのピラミッドからミントの一種が見つかったことや、古代ローマ人はペパーミントで編んだ冠をかぶって悪酔いするのを防いでいたといわれているほど。
また、ギリシャ神話ではミントについて次のように伝えています。
「冥府の王ハデスが妖精ミンテに心奪われていることを知った女王は、嫉妬に狂い、妖精ミンテに呪いをかけて甘い香りの植物にしてしまいました。こうしてハーブのミントが生まれたのです。」
このように、ペパーミントはかなり長い歴史を持ち、人々の生活に使用されてきたのです。

ペパーミントの効果・効能

ペパーミントの爽やかな清涼感と刺激的な風味の主成分は、メントール。メントールには、鎮痛・鎮痒・冷却・防腐・殺菌作用があるため、湿布や軟膏など医療分野でもよく使われています。また、その爽快感から、歯磨き粉やガム、化粧品などにも利用されています。具体的には、次のような効果が期待されています。

リフレッシュ効果

スッとした独特の清涼感ある爽やかな香りは、脳の働きを活性化して頭の中をクリアにし、イライラを落ち着かせ、気分をリフレッシュさせます。
緊張などのストレスを緩和する作用も。

消化器系の不調改善

古くから消化器系の不調に利用されてきました。
メントールには胃の消化促進作用があるため、食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時や、胃のむかつき症状、胃潰瘍の予防にも、乗り物酔いにも役立ちます。

虫歯や頭痛、筋肉痛などの痛みを和らげてくれる

ペパーミントには鎮痛作用があるので、香りを吸い込むことで、直接脳に香りが届き、
虫歯や頭痛などの痛みの緩和にも役立ちます。
筋肉痛にはオイルにブレンドして、塗ってみてください。血行が改善して、楽になります。
※頭痛や虫歯治療になるわけではないので、ひどいときは病院に行くようにしましょう

体を温めることも冷やすことも可能

ペパーミントには、血管を拡張する作用があるので、お茶やお風呂で蒸気を吸い込むと、血流がよくなり、体を温めてくれます。
そして、肌に付着したものは清涼感でスーッと爽快感を生みます。
肌に触れていいオイルなどの場合、お風呂上りに体に塗った後、扇風機などに当たるとかなり涼しさを感じることでしょう。

虫除け効果

ペパーミントの香りは、蚊やゴキブリ、クモなどに対しての防虫効果があります。
虫を寄せつけないのはもちろん、ペパーミントの優れた抗菌作用により、お部屋の消臭対策にも役立つので、拭き掃除のときに少し混ぜてみてください。

ペパーミントは手軽に自宅で育てることもできるハーブなので、
少量あるとかなり多岐に使用できます。

生のままの葉の場合、サラダやアイスクリーム、ケーキなどに添えたり、カクテルや紅茶などに使うこともできます。生の葉をすり潰すことで、香りもさらに立ちますよ。

また、手軽に使用できるエッセンシャルオイルとしても幅広く見かけます 。
エッセンシャルオイルは、使用方法が製品によって異なるので、確認して使用するようにしてくださいね。

ぜひ、あなたの生活にペパーミントを摂り入れてみてください。

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