vol.118 むくみ解消のために。アーユルヴェーダのオイルマッサージを試してみませんか?

column

2021.07.07

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雨や湿気 の多い季節、調子があんまりよくないなあと感じていませんか?
梅雨の時期は湿気が多く、気分も沈みがち。
体調面では、消化器官が低下をしやすく、むくみやすくなったり、だるかったり、鼻水、鼻づまりなどの不調を引き起こしやすい季節。

アーユルヴェーダの考えに基づいて、その理由と日常生活でできるデトックス法をご紹介します。体の中から整えて、快適に過ごしましょう!

アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダとは、サンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とヴェーダ(Veda/科学)を組み合わせた「生命科学」という意味のインド・スリランカ発祥の伝統医療です。

アーユルヴェーダは世界三大伝承医学の一つであり、その中でも5000年以上の歴史を持つ世界最古の医学体系を生活に取り入れやすい形にした健康法です。
瞑想やヨガ、オイルマッサージ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法などを取り入れて、病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としています。

アーユルヴェーダの性質「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」

アーユルヴェーダでは、大きく分けると3つのドーシャ(エネルギー性質)があり、「風(ヴァータ)」・「火(ピッタ)」・「水(カパ)」があります。
ドーシャとは「エネルギー(病素)」という意味で、中国医学でいう「気」のようなもの。
この3つのバランスが私たちの心身の健康を支配していると考えています。
このバランスが乱れると「頭痛・イライラ・不眠・体形の変化…」など心と身体に悪い影響がでてきます。
誰もがこの3つのエネルギーを持っていて、どの性質を一番多く持って生まれたのかでタイプが変わるのです。

「風(ヴァータ)」タイプの特徴

風のような軽やかさがあり、機敏でフットワークが軽く順応性、チャレンジ精神もあります。
動作は素早く、物事をてきぱきとこなします。
手足は冷たく冷えやすく、胃腸の調子は変わりやすく、気分によって食欲にムラがありますが、生来痩せ型で華奢な体形。
バランスを崩すと、ストレスに対して心配や不安を感じ、自分を責める傾向にあります。
睡眠は比較的短く、夜眠れないこともあります。

「火(ピッタ)」タイプの特徴

明るく、自信に溢れ、勇敢で強い集中力と鋭い感性で 卒なくこなす知的で情熱的なリーダー気質。
体型は、中肉中背で筋肉質、食べ過ぎて太りやすい傾向も。
皮膚は温かく赤みを帯びており、日焼けすると黒くならずに真っ赤に炎症します。
消化力が3つのドーシャの中で最も強く食欲旺盛、食事を抜くと我慢できずイライラします。
バランスを崩すと、ストレスに対しては、怒り、イライラ、攻撃的になる傾向も。肝臓・胃腸の病気を引き起こしやすいです。

「水(カパ)」タイプの特徴

基本的な性質は“のんびり”、穏やかで寛大です。性格は、愛情深く、寛容で、忍耐強く穏やかで、平和を好みます。
新しいことを理解するのに時間がかかりますが、一度理解すると記憶力はいいです。
ゆっくり考えてから決断します。
体型は大柄でずんぐり太りぎみ、肌は色白でしっとりなめらかです。
眠る事が大好きでときに寝過ぎてしまいます 。
バランスを崩すと、だるさ、眠気、むくみがでたり、鼻水鼻づまり、気管支炎などが生じます。

むくみが出るのは「カパ」のバランスが重要

3つの要素 のうち1つだけを持っているのではなく、複合的に持っている方もおり、
そのバランスが大切。
ですが、梅雨の時期は、3つのバランスが崩れやすい時期でもあります。

タイプをみてわかるように、むくみはカパのバランスが大きくかかわっていて、カパの性質の増加がむくみの症状を引き起こすと言われています。

カパが増えることとしては

運動不足や油の取り過ぎ、身体を冷やす、甘いものや塩分の取り過ぎなどが、カパを増悪させ、むくみの症状を引き起こす要因となります。

スッキリと軽くなりたいなぁと感じたら、
・温かい食事を、腹八分目で済ませるように心がける
・温かい飲み物にする
・体をいつもよりもたくさん動かして熱を生み出す
などがお勧めです。
とはいえ、発生してしまったむくみを解消するのに、マッサージをご紹介します。

アーユルヴェーダのマッサージ

アーユルヴェーダ式むくみ対策は、【増悪したカパのバランスを整え、アーマを取り除く事】が大切です。

カパが乱れている方におすすめのドライマッサージ

水の性質をもったカパタイプが乱れている場合、「油性」を持っているため、「ドライマッサージ」がお勧めです。むくみ解消以外にも、美肌効果・新陳代謝アップ・便秘解消・セルライト除去などにもおススメ。

方法は、シルク(絹)の布を使って、乾布摩擦(ガルシャナ)で末端から心臓に向けてリンパを流すように意識します。
あまり強くこすったり、やりすぎるのは禁物です。
ガルシャナで水のエネルギーが整ったあと、オイルマッサージを軽く行なうとよいでしょう。

ドライマッサージ後のオイルマッサージでデトックスを

アーユルヴェーダのトリートメントで使用するオイルは「太白ごま油」が一般的。

よりこだわりたい方は、それぞれのタイプに合わせて異なるオイルも。
ヴァータタイプの人にはごま油の他に「椿オイル」などでもOKです。
ピッタタイプの人には冷却作用がある「ココナッツオイル」や「オリーブオイル」が適しています。
カパタイプの人はごま油の他に「ホホバオイル」などでも大丈夫です。

むくみが気になる脚やおなかなどをマッサージしてみましょう。

オイルマッサージの方法

【脚全体 足~足裏】
脚はまず右、次に左をマッサージします。

ふくらはぎを足首から膝まで数回なであげます。骨のきわに沿い、両手のひらでなでます。

膝と足首の関節は円を描くようにマッサージします。



足先は、爪先から足首に向かってさすってから、逆に爪先に向かってさすります。足指を一本ずつきつく握り、指と指の間もマッサージします。

足裏は土踏まずから足の指先を中心に、足裏全体を強めにマッサージします。

【胸、おなか】
胸の中央と、おへその辺りはエネルギーを司る場所として体の中央の重要なポイントです。

腹部は時計回りに円を描いてマッサージします。
手のひら全体を使ってあまり力を入れずに、らせん状の円を書きましょう。

各パーツ数分で大丈夫です。
脚やおなか以外でも頭や耳、顔などもマッサージができるので行ってみてください。

オイルマッサージのときにアロマオイルを活用してみても

カパタイプが乱れている方でオイルを加えたい方は、
体を温める「ジンジャー」や消化促進の「カルダモン」、ストレス緩和に役立つ「スウィートオレンジ」などを合わせて使用すると香りからも体を癒すことが可能になります。

手や足裏などのマッサージにオーガニックのLIBER Oilを活用してみても

Villa Lodolaのリベル オイル にはセサミオイル※が配合されています。オーガニック由来原料を多く含み 、毛先だけでなく、手足にも使えるマルチオイルとなっています。

朝、しっかり時間が取れないときなどに、ヘアをセットしたときに一緒にこのオイルを使用して、手や足先などのパーツのマッサージを摂り入れてみるのはいかがでしょうか?

(※)ゴマ種子油(エモリエント成分)

今日はむくみ解消でオイルマッサージをご紹介しましたが、
むくみ解消以外でも美肌効果やダイエット効果、便秘解消、リラックス効果など様々な効果があります。
ぜひオイルマッサージでむくみを解消し、美しいボディを維持していきましょう。

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