
季節の変わり目になると、フケが出やすくなる方、フケが気になった経験はないでしょうか。
フケが出ると、「不衛生だ」「恥ずかしい」と考える方も多いですが、フケは頭皮のターンオーバー。おかしなことでも、なんでもありません。
しかし、季節の変わり目や、体調、ストレスなどの影響を受けてフケの量が増えてしまうこともあります。
日々のケアで変えられることがあるかもしれません。原因やできることを見直してみましょう。

フケといっても様々な種類がある
まずはフケの種類を知ることから始めましょう!
フケは乾燥や脂質、皮膚炎など、色々な要因によって発生します。
フケが出る原因の中でも気になる方が多いのは、乾燥によるフケです。
生まれつき乾燥肌の方や、頭皮が乾燥している方は、季節の変わり目になるとフケが気になりやすいです。
パラパラと落ちるような乾いたフケが出る方はこちらが原因の可能性が大きいです。
脂質によってベタつきがちな頭皮の方は、脂性のフケが出ます。
また、頭皮に存在するカビなどの菌が原因で発生するフケもあります。
それぞれのフケの原因と、正しいケアについて解説します。
乾燥が原因のフケ
乾燥が原因のフケは、乾燥肌が気になる方に、発生しやすくなります。
特に夏~秋、秋~冬などの季節の変わり目は、人によっては気温変化で頭皮が敏感になり、乾燥が気になりやすくなります。
夏場の強い紫外線を浴びすぎると、日焼けによる頭皮のダメージによりフケが起こることも。

脂性が原因のフケ
脂性フケは、ホルモンバランスの乱れで発生することがあり、ストレスや環境の変化、食習慣の乱れなどでも起こります。
また、夏場の湿気で頭皮がベタつきがちになり、脂性フケが出やすくなることもあります。
ヘアスタイリング剤を落とさずに寝てしまうことで頭皮が清潔でなく、脂質が多い状態でいるのも、発生要因と言われています。
それ以外が原因のフケ
皮膚炎が原因のフケは、脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)と言って、赤ちゃんの頭皮でも起こります。
脂漏性湿疹には一種のカビが関わっていることも知られています。
赤ちゃんの場合は免疫が完成されていないことが要因の一つであり、抵抗力が強くなる1歳ころには、ほとんど治ると言われています。しかし、成人で脂漏性湿疹が発症している場合、自然治癒が難しいこともあります。
スカルプケアなどでフケの対処をしているのに改善がみられない方や、フケの量が異常だと感じたら、皮膚科など病院を受診しましょう。
フケをふせぐ方法
フケをふせぐには、規則正しい生活習慣を心がけることが重要です。ジャンクフードや揚げ物ばかりなど、乱れた食生活も発生を促してしまいます。
とくに脂性フケは、ビタミンB群の不足で起こることも知られています。牛乳や納豆など、ビタミンB群をふくむ食材を意識してとりましょう。
乾性フケをふせぐには、乾燥肌に繋がらないようにこまめな水分補給も心がけましょう。

正しいシャンプーを覚えよう!
フケをふせぐには、正しいシャンプー方法を覚えるのもオススメです。意外と正しいシャンプー方法を知らない人もたくさんいますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
シャンプーをたくさん出して、そのまま髪の毛にベッタリ…とつけてしまう方はシャンプー方法を見直しましょう。
まずは手にとったシャンプーを、手の上でよく泡立てましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、すすぎもラクになるので、一度試してみてくださいね。
シャンプーのすすぎ残しがあると、フケを引き起こす原因になることもあるので、しっかりとよくすすぐことも大切。
洗ったり、すすいだりするときは、ツメを立てずに指の腹でやさしくマッサージをするようにしましょう。
美容室でシャンプーをしてもらうときに、どんなふうにしているか、意識してみるのもおすすめです。家でシャンプーをするときに、ぜひ取り入れてくださいね。
思い切って美容師さんにコツを聞いてみるのもいいと思います。

フケが出やすい方の中には、シャンプーが合っていない場合もあります。特に洗浄力が合わないシャンプーを使っていると、頭皮の脂質がなくなり合わないシャンプーを使っていると、頭皮の脂質がなくなり乾性フケの原因になってしまうことが。美容室で相談してみるのもおすすめです。
シャンプーを変えても、生活改善をしても、なかなかフケがおさまらない方は、皮膚科などの病院を受診しましょう。脂漏性湿疹などの皮膚炎は、適切な処置をすることが大切です。
フケが気になっていた方はぜひ参考にしてみてください。
ハッピーな日常なために健やかな頭皮を目指しましょう。

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