女性は誰もが若くきれいでありたいと願うもの。できるだけ老化を遅らせていきたいと願っているのではないでしょうか。
その証拠に雑誌やCMでも「アンチエイジング」の文字を見ない日はありません。
同じように年齢を重ねていても、
年齢よりも若く見える方と、年上に見える方がいるのも事実。
人間が生きていく上で、避けては通れない「老化」。
果たして、老化は抗えないものなのでしょうか?
同じように年齢を重ねるのであれば、
体の仕組みを知って、自分のためにエイジングケアをしていきましょう 。
老化とは?加齢と老化は一緒?
年を重ねること=老化
と捉えていませんか?
一言で老化と言っても、年齢とともに正常に進んでいく老化と、
老化を促進する要因によって進む老化があります。
老化を促進させる最も大きな理由が「酸化」と「糖化」です。
老化の原因① 体のさび「酸化」
酸化とは、活性酸素が発生し、それによって身体が酸化反応することをいいます。いわゆる体の錆びです。
錆びとは、切ったリンゴが空気に触れると変色するのと同じこと。
車の排気ガス、たばこ、紫外線、激しい運動、心的ストレスなどが活性酸素の蓄積を誘発すると言われています。
少量であれば、活性酸素は体内に侵入してきたウイルスや細菌をやっつけるなど、カラダを守る武器としても役立ってくれます。
ですが、現代では過剰に増えてしまいがち。そのため、体内に蓄積されて老化を進める原因になると言われています。
老化の原因② 体のこげ「糖化」
糖化とは、AGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生成する反応のこと。「体が焦げる」とも言われます。
身近な例では、ホットケーキがイメージしやすいかもしれません。
熱を加えると褐色の焼き色がつき、固まってきて、甘いいい香りがしてきますね。
生地に含まれるタンパク質に熱を加えることで糖化しているのです。
AGEsは分解されにくいため体内に蓄積し、一度糖化したタンパク質は二度と元に戻ることはありません。
糖化は、細胞などを劣化させるので、進むと肌のシワやシミとなることもあります。
体の酸化と糖化を防ぐには
できるだけ酸化と糖化を抑えたいですよね。
大事になるのは、やはり食事、運動などの生活習慣。
酸化と糖化を防ぐポイント①食事
酸化を防ぐために大事なのが栄養素。
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類の栄養素は抗酸化物質。
酸化を防いでくれます。
野菜やフルーツ、海藻などがお勧め。
また、ワインに含まれるアントシアニンや緑茶や紅茶に含まれるカテキンなどのポリフェノールも手軽に摂れる抗酸化物質です。
糖化を防ぐポイントは、食べるものも大事ですが、食べる順番などにもポイントが!
血糖値が上昇し体内に余分な糖が存在する状態が続くと糖化が進むため、
血糖値を適正に保つことが大切です。
少し工夫することで血糖値上昇を緩やかに保つことができるのです。
・野菜や海藻などの食物繊維を含む物を先に、炭水化物などの血糖値が上がりやすい食品を後に食べる
・ゆっくりよく噛んで食べることで満腹感を感じるホルモンが分泌され、食べすぎを防止できます
・低GI(グリセミックインデックス :食後血糖値の上昇を示す指標)食品を優先して摂取する。
(例:白米より玄米や五穀米を食べる、かぼちゃは皮付きで食べるなど)
また、糖化を抑制してくれる食品やお茶を積極的に摂取することも有効です。
酸化と糖化を防ぐポイント②運動
基礎代謝を上げると、肥満を予防しブドウ糖の消費をしやすくなるため効果的です。
逆に代謝が落ち、肥満状態になるとインスリンの効果を阻害してしまうため血糖値が下がりにくくもなってしまうのです。
ウォーキングや筋トレなどの運動を日々行い、基礎代謝を上げるようにしましょう。
特に食後1時間以内は血糖値が最も上がって糖化しやすい状態になります。
この時に30分程度のウォーキングをすることで、
体内の糖代謝を促し余分な糖が溜まりにくくすることができます。
外に出るのが難しい場合は、スクワットなどの加圧トレーニングも効果的。
また、運動はストレス発散にもなるので、抗酸化にとってもお勧め。
酸化と糖化を防ぐポイント③睡眠
睡眠もとても重要な対策です。
睡眠中は成長ホルモンの分泌が活性化されるため、
基礎代謝の上昇にもつながる筋肉や骨が盛んに作られ、抗糖化にもとても有効です。
睡眠の質を高めるホルモンのメラトニンは光の刺激で分泌が弱まるため、
部屋を真っ暗にして6時間以上の睡眠を摂ることを心がけましょう。
改めて、対策となるのは、私たちの普段のちょっとしたこと。
毎日の過ごし方1つ1つが、私たちの3年後、5年後の自分の体を変えていきます。
「今さら・・・」ということは一切ありません。
“今”が一番若いのです。“今”の自分を大切にしてあげること。
それが最大のエイジングケアなのです。
3年後や5年後のあなた自身のために、抗酸化・抗糖化ライフを。
参考:
https://rivercity-clinic.jp/imc/anti-aging/
https://www.food.hayashibara.co.jp/library/2/
https://rivercity-clinic.jp/imc/anti-glycation/
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