vol.069 色で感情が動く!?色が人の行動と心理に与える影響とは①

column

2021.02.12

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あたたかくなって春が近づくと、ピンク色や黄色、黄緑色などを服装や小物に取り入れたくなります。
空がどんよりと曇っているときは、水色や青、薄紫など、涼しげな色を避けたくなります。
同じ部屋でも寝具やカーテンなどが、青がベースの場合と、オレンジや黄色がベースの場合では、印象が変わると思いませんか?

私たちは知らず知らずのうちに、色が持つパワーを感じ取り、利用しているのです。

それぞれの色がもつパワーについて、2回にわたってご紹介していきます。

色が与える効果

実は色の研究は、古代ギリシャの時代からされています。
プラトンの弟子のアリストテレスは「色は白と黒の間に生じる」と考え、すべての色は黒と白の割合で作られると考えました。そして有彩色の配列を白、黄、赤、緑、青、紫、黒の7色と考え、ヨーロッパのキリスト教社会における色彩文化に大きな影響を与えたと言われています。

その後、ニュートンによって光の反射と色の関係が発見され、
19世紀初頭にドイツの詩人ゲーテが色の生理的作用や感覚について考察をされてきました。

最近では、カラーセラピーとして心の治療に取り入れられたり、色彩心理学という分野も登場してきています。

カラーセラピーによって、心と体のバランスを取り戻し、活力を得ることもできたというケースもあるように、色には、生理的・心理的な影響を与えるパワーがあるのです。

色の与えるイメージ【赤】

赤には、情熱、活力、興奮、高揚というエネルギー溢れるイメージがあります。それと同時に、怒り、暴力、警戒なども挙げられます。

赤には熱を感じ、反対に青には冷たさを感じるため、赤と青の温度差は3℃と言われることもあるぐらい。
赤は元気と活力、やる気をもたらし、アドレナリンの分泌を盛んにします。自己主張を増加させ、時間経過を早く感じさせます。
熱い情熱を表現する、愛の告白には赤いバラがピッタリですね。
戦隊ヒーローのリーダーといえば赤。リーダーシップを発揮するイメージも与えます。

やる気になっている時・元気がほしい時・自信を取り戻したい時・自分をアピールしたい時などに洋服や小物に摂り入れてみるのがおススメです。
冷え性の方であればお部屋に摂り入れてみてもいいかもしれません。

色の与えるイメージ【橙(オレンジ)】

橙(オレンジ)の与える印象は、喜び、活発、陽気、明るい、暖かいなど、高揚感を表します。

赤ほど激しくない、ソフトな温かさです。そのため気持ちを明るくさせたり、人当たりがよい印象を与えるなど、人間関係をスムーズにするパワーがあります。

食欲を高めるパワーもあるので、キッチンや食卓をはじめ、インテリアに使用されることも多いです。オレンジの持つ家庭的なイメージは、お母さんのエプロンにもピッタリですね。

消化・代謝をよくするパワーもあることから、お見舞いのお花としてもおすすめです。

色の与えるイメージ【黄】

黄色 は、愉快、元気、軽快、希望、無邪気といった印象を与えます。他にも注意、注目といった点もあります。

黄色のパワーを活用すると子どもとうまくコミュニケーションを取れるのだとか。
明るく楽しい気分にさせてくれる黄色は、子どもの心をとらえてくれますね。よちよち歩きの黄色いヒヨコは、まさしく子どもそのものです。

また、信号や道路標識に使われている通り、注意を促す色でもあります。運動神経を活性化させ、決断力や集中力を高めるパワーがあるからだそう。
小学生や幼稚園児が黄色い帽子をかぶるのは、黄色のパワーを利用しているのでしょう 。

それだけでなく、風水ではお金を貯める色としても知られています。光や太陽を表現するときに用いられるとおり、豊かさや希望の象徴でもあります。

色の与えるイメージ【白】

白は、汚れなく清潔、純潔、純真さなどのイメージがある色で、他にも空虚や無が連想されます。
花嫁さんが着るウェディングドレスや白無垢も白ですし、お医者さん・看護師さんも白衣を着ています。

白い布は体に有益な光を透過します。そのため疲労回復に役立つともいわれています。
余計な雑念・迷いを振り切り、なにかを決断したいとき、気持ちを引き締めたいとき、新しいことを始めたいときにもふさわしい色です。

明るいイメージがあることから、家の外壁に使われることも多いですね。もしかすると浄化パワーを利用して、家の中に厄が入ってこないようにしているのかもしれませんね。

例えば、言葉でも頭が真っ白になると言いますが、真っ黒になるとは言わないのは、
リセットの意味があるのかもしれません。

色のパワーを生活に取り入れよう

わたしたちは、情報の8割以上を視覚から得ていると言われます。

しかし一方、色は視覚だけでなく、五感すべてで感じるものなのだとか。こうした印象は広告やファッション、さまざまな空間、ありとあらゆる場面で利用されています。

自分が「こうなりたい」「こうしたい」イメージがあるなら、色のパワーを利用してみるのはいかがでしょうか?

また、最近とくに気になる色がある、という人は、体と心がその色のパワーを欲しているのかもしれません。思い切って身に着けてみたり、その色の食材を食べてみたりするといいですよ。

自分のことだけでなく、周りにこうなってほしいと思ってその色を意識してみるのもいいかもしれません。
きっと、豊かな明日が待っていることでしょう。

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